道端に飛び出ているムラサキ色の花、はなのなで調べるとverbena、日本名びじょさくらとあった。アメリカ原産で複雑な進化をして、多くの子孫が世界に広がっている花のとある。
びじょさくらの花言葉が和合や魅惑なのも、そんな経歴から来ているのかも知れない。
目の前に咲くびじょさくらも色々な経験をして、この大陸の片隅で咲いているのだろう。
びじょさくらを、漢字で書くと美女桜、英語に直訳するとBeautiful womanになる。
日本人が抱く桜のイメージと合わないと感じている。
目の前の美女桜には、もっと濃艶な感じで年増桜と言えそうだ。
天真爛漫の美から壮年の美、さらに熟年の美へと進み、そして最高峰の老齢の美へと進む日本人の美意識からすれば、少し位置ずれを起こした名づけのようだ。
日本人が感じる桜のイメージは、これから人生を始める希望にあふれた天真爛漫さの美と思う。若く希望にあふれる若さには、美しさがある。
鏡の前で美醜を思うより、明日に生きる自分を思い、それに向かう努力をするべきだろう。すると自然と若さの美が表れてくるものだ。
若く希望にあふれる若さに桜の美しさがあり美女桜となる
若者は鏡を見るより明日への夢を思い、老いては鏡を捨てて美を求めよう。
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