座椅子の思い出
- tktery
- 5月2日
- 読了時間: 2分
更新日:5月3日
昔、街で見る座椅子は、小さく薄っぺらく3ヶ月もしたら座る気にもならないようものばかりだった。
それが背折れ座椅子として、普通に受け入れられていた。
2m100kg男用に作られたリクライナーを日本人の身体に合わせようと開発しているときに、ふと、横に転がる薄っぺらく安っぽい座椅子をソファにしたらどうなるのだろうと思った。
厚くふっくらと座りよく、高値だが長く使える座椅子、そんなイメージが湧いた
これが日本でポケットコイルを使用した座椅子のはじめだった
最初は、こんな高いもの売れるはずが無いだろう、価格を下げて一昨日出直せと言う感じだった。
そこにも新世代の変化を感じる事ができる先駆的理解者がいて、製品が世に紹介されるようになった。
一たび回転し始めると、天地が逆さになるような販売になり、座椅子一般のグレードをも変えたようだ。
世は調査分析開発の時代に変わったが、今でも世間に埋もれる要望を感じる感性も重要と思う
また、単に製品が有っても、理解し紹介する人がいなければ、優れた製品もうずもれてしまう。
これは人間にも当てはまる事だろう。優れた人材も理解者と活躍する状況が無ければ、闇の中にうずもれてゆく。
世の年寄りは、自分がシャシャリ出るより、そのような隠れた人材に光を当て活躍の機会を与えるべきだろう
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