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​街に咲く花とソファ

音楽療法パーソナルソファで聞く読書はラジオドラマ

人は絵本に始まり、教科書、小説随筆、論文と、成長につれて多くの本を読む。

本を読みながら文字を言葉やイメージに組み上げ記憶に残し、また、その逆の動作を学習して行く。 

人は本を読み、静かな散策のなかで思索を繰り返し自分の知識として積みあげる。

多くの偉大な哲学思想は、読書後の静かな散策での思索から生まれたと聞く。


自分も幾何かの思いで読書をしてきた。

その間、自分の目は文字を追い続け 、そのイメージを電気信号に変え続けてきたのだが、歳と共に目が疲れを訴えはじめ、休息時間と目薬を多く必要とするようになってきた。

ライトブルーの音楽療法パーソナルソファ
聞く読書に便利な音楽療法パーソナルソファ 43019

ネットの進歩で、目を使わない聞く読書ができるようになり、

その聞く読書に便利なリクライニングパーソナルソファも表れた。

本来は、音楽療法を目的として作られたのだが、個人が使えば音楽ソファか聴く読書ソファと言う事になる。

そんなわけで音楽療法パーソナルソファを使い始めた。


周りには、気にならないほどの小さな音だが、使用する自分には、十分過ぎるほどの音量で、心地良く座れる椅子だ。

手元のコント―ローラで背を倒し起こし動作、ヒータータイマー、ブルーツース携帯接続、音量等の操作が出来るようになっている。


先ずは、背を水平に感じるほどに倒して、528HZ睡眠瞑想の音楽で15分仮眠を試みたが、無味乾燥な音の繋がりで仮眠前に飽きた。

423HZの縦笛のチベット癒やし音楽は、のんびりした気分でリラックスが出来き、疲れた時の定番音楽に使えるようだ。


聞く読書では、パーソナルソファの背を少し倒したリラックス角で、山本周五郎の武士ものをあべよしみさん、アリアさん、七味春五郎さんのユーチューブ朗読で聞いた。

アメリカで言えば、シェーンやハイヌーンや駅馬車を楽しむような気分だろう。


御三方の朗読は、語りの声と間が良く聞きやすいのでお勧めです。

山本周五郎の初期作品は、講談調で時代と共に小説に変化して行くのが御三方の朗読でよくわかる。

朗読講談とでもいう分野なのだろうか。


落語では、年取った古今亭志ん朝は、何代経ってもやっぱり良いと思う。

語りの丸みと何とも言えない流れ、間というのだろうか。

浪曲講談も良いのだが、子供の頃に聴いたあのリズム感と違い、まだ馴染めない。

正にパーソナルソファで楽しむユーチューブ演芸場のようだ。


パーソナルソファの背を起こし、机を前に置いて出雲国風土記なぞを見るのも楽しいものだ。

その中で、古代の方位の記載が出発点からの方向では無く、目的地に向かう道からの方位だと、さらっと語られていたりする。

魏志倭人伝の方位問題が解決してしまうような話で、思いは古代を巡る感じだ。


音楽療法パーソナルソファで聞く読書はラジオドラマの再来と言えるのではないか。

言葉を聞き、その言葉の光景を頭の中で描いて行く事が出来る。

子供が聞く読書でイメージを創造し、それを絵に描く情操教育になり、高齢者への新知識、他との共通話題、癒やしの脳訓練となる。


この音楽療法パーソナルソファは、手放せない一台になった


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