犬君が、リクライニングした背に仰向け寄り掛かり寝る姿を見たことが無い。
座椅子好きのメス盛りテリア姉は、座椅子のリクライニングを使わないが、マットレス状態のビーズミックス座椅子に恥じら
いなく大の字に寝たりしていた
その座椅子は、時代劇ドラマを見ようと置いたのだが、いつの間にかテリア姉に占拠され1年程になる。その間、彼女のホリホリやお八つの汚れに耐えてきた。
彼女の寝る前に、扁平したクッションを軽く叩いたり傾けたりして座面をフラットにするのが習慣だ。
洗濯をしたら、可成りの汚れが出ると思うが、温かい夏になるのを待とう。
時代劇と言えば、三屋清左門残日禄の仲代達也番が好きだな。きわどげな雰囲気を醸し出しながら、淡々とほんわか進んで行くストーリ。
テリア姉のビーズミックス座椅子も淡々と彼女の睡眠場となっていたのだが。
1年前に、プードル嬢が２犬の息子を開腹出産をした。
具合が悪そうなので、病院に連れて行ったら、今すぐ開腹出産するか、死ぬかどちらにしますかと言われた。
それで出てきたのが産道塞ぎの太郎と次郎だが、全く似ていいない息子たちを見つめていた彼女の悩んだ様な表情が印象的だった。
母親より大きく成長した産道塞ぎの太郎次郎が、その座椅子を気に入ったらしく、テリア姉が動くと直ぐに座に飛び乗り、すまして寝るようになった。
帰って来たテリア姉が、黙って産道塞ぎ太郎次郎が動くのを待つ平和主義犬なのが救いだ。
社会の平和を守るため、ピグレット座椅子を導入をした。
背と座を別々に使うかと思ったが、座面部しか使用してもらえない。
犬君は、座椅子を使わない、がマットレスは使う ので、谷間の無いビーズミックス座椅子は有利だ。